*convert.xmlの編集例 [#t4cb9388]
// また勝手に作成して済みませんがあちらの提案・情報提供と実例を分ける意味で別にしました
// 勝手に作ったものなので、このページ自体が不要だと思われる場合はページ下部の
// コメント欄にコメントいただくか、作者のtuck氏に直接削除依頼を出してください。
// 知らないうちに削除されたとしても、特に異議を唱えるつもりなないことをあらかじめ申し上げておきます
// 2009/02/15 golgol

[[convert.xml関連の提案・情報提供]] の方はテストリリース版への提案ページだったことを忘れていました(すいません)。
とりあえず重要な点のみあちらにのこし、実際の長いサンプルとその説明みたいのはこちらにメモ書き程度に残す形に変えます。

今のところサポート掲示板でたまに見かける

-音声のみ変換で mp3 を作成する場合のビットレート設定等を変えたい
-音声のみ変換で AAC を作成する場合のビットレート設定等を変えたい

当たりの点について記載してあります。


** 音声のみの変換 [#j82d1c46]

*** MP3 [#de3bc06f]

(1) 作成されるmp3のビットレートを上げたい場合
CommandLine の -ab 128k の値を目的のビットレートにしてください。例えば
 <CommandLine>-acodec libmp3lame -ac 2 -ar 44100 -ab 320k</CommandLine>
のようにすると、320kbps になります。

(2) 元の動画の音声をそのまま維持したい場合
CommandLine の部分を
 <CommandLine>-vn -acodec copy</CommandLine>
にしてください。ただし、以下の注意点があります。
-''元の動画の音声がmp3の場合しか使えません。''
(例. 音声が AAC の動画をこの設定で変換すると、拡張子 mp3 で中身が AAC というファイルになり、当たり前ですが、iTunes 等で再生できません)
-''元の動画のmp3音声がVBR(ABR)でエンコードされている場合でも VBR MP3 ヘッダは書き込まれません''
この場合 foobar2000 の utils->Fix VBR MP3 Header や [[VBR Header Maker:http://hp.vector.co.jp/authors/VA026645/Mp3Software.html]] といった外部ツールでVBRヘッダを別途作成(修正)しないと
プレイヤーによっては再生時間の表示がおかしくなったり、シークが正常にできないファイルになる可能性があります。

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*** M4A (iTunes 向け AAC ファイル) [#t0bd7a6b]

[[iTunes 向けの AAC 音声のみの設定:http://wiki.crav-ing.com/index.php?iPod#db4d3b3a]] で、さらにビットレート等をカスタマイズする場合の編集例です。

(1) 作成されるAAC音声のビットレートを上げたい場合
CommandLine の -ab 128k の値を目的のビットレートにしてください。例えば
 <CommandLine>-acodec libfaac -ac 2 -ar 44100 -ab 256k -cutoff 22050</CommandLine>
のようにすると、音声に 256kbps のビットレートを割り当てるよう努力するようになります。
ただし faac の仕様により -ab で変換した場合は指定ビットレートにかかわらずカットオフ周波数が16kと固定されています。
このカットオフ周波数だと 44100Hz, 2ch の音声の場合は 152kbps 程度が上限値になり、これ以上のビットレートを割り当てません。
従ってビットレートの指定値をこの上限値以上にする場合は、同時に -cutoff オプションでカットオフ周波数も上げる必要があります。
ちなみに、カットオフ周波数の最大値はサンプリングレートの半分までです。

(注意)
既に非可逆な圧縮がなされている音声(FLVのmp3音声、MP4のAAC音声など)の場合、大抵は圧縮過程で高周波成分がカットされています。
このような音声でカットオフ周波数を上げて高ビットレートでエンコードしても、必ずしも聴こえ方が良くなる(有体に言うと音質がよくなる) とは限りません。

(2) 品質ベースの VBR にする場合
CommandLine の -ab 128k のところを
 <CommandLine>-acodec libfaac -ac 2 -ar 44100 -aq 140</CommandLine>
のように -aq 140 等に変えてください (-aq の最大値は 500)。
品質指定の場合は上で書いたカットオフ周波数も自動で決定され、品質の値が大きいほどカットオフ周波数もあがります。

なお、FAACは厳密なCBR(AACの各フレームに対して固定のビットを割り当てる)のストリームは吐きません。
上記 (1), (2) のどちらの方法で作成しても作成される AAC は VBR ((1)の場合は通常ABRと呼ばれますが) になります。
ただし、AAC の場合は mp4 コンテナの方で再生時間等の情報を管理しているので、VBR になっても mp3 のときのような再生時間がおかしくなったりする問題は起きないはずです。

(3) 元の動画の音声をそのまま維持したい場合
CommandLine を
 <CommandLine>-vn -acodec copy</CommandLine>
にしてください。mp3 で -acodec copy を使うときと同じで、''元の動画の音声がAACの場合しか使えません。''
例えば、音声が mp3 の flv をこの設定で変換すると mp3 音声を mp4 コンテナに格納したものができますが、これは iTunes ではサポートされていないので再生できません。


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** コメント [#d4cc68b0]

以下コメント欄
- このコメは削除されて結構です。AACの(2)はlibmp3lameではなくlibfaacですよね?それと(3)の「-acodec を使うとき」は「-acodec copy を使うとき」でしょうか? -- [[k38]] &new{2009-02-15 (日) 23:24:11};
- すいません、あせってコピペしたので気がつきませんでしたw 直しておきました。 -- [[golgol]] &new{2009-02-15 (日) 23:44:22};
- ページ作成ありがとうございます。こちらで確認できる機種は正式リリースに反映できるのですが、保有していない者に関しては確認できない状態です。判断が難しいですね。複数のユーザーさんから動作報告を頂けると一番ありがたいのですが…。ある程度溜まった時点で、スタートページに協力依頼などを載せてみるなどを考えてみます。 -- [[tuck@作者]] &new{2009-02-18 (水) 20:57:36};

スパムが激しいので一旦コメントを中止します。書き込みは直接このページを編集してください。

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