*convert.xmlの編集例 [#t4cb9388] // また勝手に作成して済みませんがあちらの提案・情報提供と実例を分ける意味で別にしました // 勝手に作ったものなので、このページ自体が不要だと思われる場合はページ下部の // コメント欄にコメントいただくか、作者のtuck氏に直接削除依頼を出してください。 // 知らないうちに削除されたとしても、特に異議を唱えるつもりなないことをあらかじめ申し上げておきます // 2009/02/15 golgol [[convert.xml関連の提案・情報提供]] の方はテストリリース版への提案ページだったことを忘れていました(すいません)。 とりあえず重要な点のみあちらにのこし、実際の長いサンプルとその説明みたいのはこちらにメモ書き程度に残す形に変えます。 ** 動画 (映像+音声) の変換 [#pfbb4d62] *** iPod touch/iPhone 向け H.264+AAC [#k90bb213] H.264+AAC で iPod Touch / iPhone 向けの動画を作成するオプションの一例です エンコード速度に影響があるオプションは主に -me_method、-partitions、-subq、-refs -me_range で、 速度優先の場合はこの辺を軽めの設定にしてください。 -s 432x320 -r 30000/1001 -vcodec libx264 -crf 23 -coder 0 -qmin 10 -qmax 36 -qdiff 4 -qcomp 0.6 -sc_threshold 40 -flags +loop -cmp +chroma -flags2 +mixed_refs -partitions +parti4x4+partp8x8 -refs 3 -me_method umh -subq 6 -me_range 16 -i_qfactor 0.71 -acodec libfaac -ar 44100 -ab 128k -f ipod *** MP4(PSP) [#u28f473b] 基本的に上のiPod用から -s 360x270 -coder 1 -f psp にしてBフレームを使うようにしただけです。 -s 360x270 -r 30000/1001 -vcodec libx264 -crf 23 -coder 1 -qmin 10 -qmax 36 -qdiff 4 -qcomp 0.6 -sc_threshold 40 -flags +loop -cmp +chroma -flags2 +mixed_refs+wpred -partitions +parti4x4+partp8x8+partb8x8 -refs 3 -me_method umh -subq 7 -me_range 16 -i_qfactor 0.71 -b_qfactor 1.3 -bf 3 -b_strategy 2 -directpred 3 -acodec libfaac -ar 44100 -ab 128k -f psp ** 音声のみの変換 [#j82d1c46] *** MP3 [#de3bc06f] ---- (1) 作成されるmp3のビットレートを上げたい場合 CommandLine の -ab 128k の値を目的のビットレートにしてください。例えば <CommandLine>-acodec libmp3lame -ac 2 -ar 44100 -ab 320k</CommandLine> のようにすると、320kbps になります。 (2) 元の動画の音声をそのまま維持したい場合 CommandLine の部分を <CommandLine>-vn -acodec copy</CommandLine> にしてください。ただし、以下の注意点があります。 -''元の動画の音声がmp3の場合しか使えません。'' (例. 音声が AAC の動画をこの設定で変換すると、拡張子 mp3 で中身が AAC というファイルになり、当たり前ですが、iTunes 等で再生できません) -''元の動画の音声がVBR(ABR)でエンコードされている場合でも VBR MP3 ヘッダは書き込まれません''ので、 foobar2000 の utils->Fix VBR MP3 Header や [[VBR Header Maker:http://hp.vector.co.jp/authors/VA026645/Mp3Software.html]] といった外部ツールでヘッダを別途作成しないと プレイヤーによっては再生時間の表示がおかしくなったり、シークが正常にできないファイルになる可能性があります。 *** M4a (iTunes 向け AAC ファイル) [#t0bd7a6b] 現行(1.0.0 RC3) の convert.xml にはデフォルトではないですが自分で追加して使う場合。 <DisplayName>AAC(iTunes に自動登録)</DisplayName> <Accelerator>I</Accelerator> <ActionName>m4a-itunes</ActionName> <CommandLine>-vn -acodec libfaac -ac 2 -ar 44100 -ab 128k</CommandLine> <FileExtension>m4a</FileExtension> <BeforeAction></BeforeAction> <AfterAction>SaveToITunes</AfterAction> ''iTunes に AAC 音声のみの mp4 ファイルを入れる場合は、拡張子は .m4a にしてください。'' ---- (1) 作成されるAAC音声のビットレートを上げたい場合 CommandLine の -ab 128k の値を目的のビットレートにしてください。例えば <CommandLine>-acodec libfaac -ac 2 -ar 44100 -ab 256k -cutoff 22050</CommandLine> のようにすると、音声に 256kbps のビットレートを割り当てるよう努力するようになります。 注意点として、faac の仕様により -ab で変換した場合は指定ビットレートにかかわらずカットオフ周波数が16kと固定されています。 このカットオフ周波数だと 44100Hz, 2ch の音声は 152kbps 程度が上限値になり、これ以上のビットレートを割り当てません。 従ってビットレートの指定値をこの上限値以上にする場合は、同時に -cutoff オプションでカットオフ周波数も上げないとビットレートはあがりません。 このカットオフ周波数の最大値はサンプリングレートの半分です。 (注意) 既に非可逆な圧縮過程を経ている音声のばあい、その過程で高周波成分はカットされていることが多いです。 そのような音声でカットオフ周波数を上げて高ビットレートでエンコードしても、必ずしも聴こえ方が良くなる(有体に言うと音質がよくなる) とは限りません。 (2) 品質ベースの VBR にする場合 CommandLine の -ab 128k のところを <CommandLine>-acodec libfaac -ac 2 -ar 44100 -aq 140</CommandLine> のように -aq 140 等に変えてください (-aq の最大値は 500)。 品質指定の場合は上で書いたカットオフ周波数も自動で決定され、品質の値が大きいほどカットオフ周波数もあがります。 (-aq 400 くらいから元音声のサンプリングレートの半分(つまり最大値)が使われるようになります)。 なお、FAACは厳密なCBR(AACの各フレームに対して固定のビットを割り当てる)のストリームは吐きません。 上記 (1), (2) のどちらの方法で作成しても作成される AAC は VBR ((1)の場合は通常ABRと呼ばれますが) になります。 ただし、AAC の場合は mp4 コンテナの方で再生時間等の情報を管理しているので、VBR になっても mp3 のときのような再生時間がおかしくなったりする問題は起きないはずです。 (3) 元の動画の音声をそのまま維持したい場合 CommandLine を <CommandLine>-vn -acodec copy</CommandLine> にしてください。mp3 で -acodec copy を使うときと同じで、''元の動画の音声がAACの場合しか使えません。'' 例えば、音声が mp3 の flv をこの設定で変換すると mp3 音声を mp4 コンテナに格納したものができますが、これは iTunes ではサポートされていないので再生できません。 ---- ** コメント [#d4cc68b0] 以下コメント欄 - このコメは削除されて結構です。AACの(2)はlibmp3lameではなくlibfaacですよね?それと(3)の「-acodec を使うとき」は「-acodec copy を使うとき」でしょうか? -- [[k38]] &new{2009-02-15 (日) 23:24:11}; - すいません、あせってコピペしたので気がつきませんでしたw 直しておきました。 -- [[golgol]] &new{2009-02-15 (日) 23:44:22}; #comment